交通事故の被害者側に特化した札幌の法律事務所

桝田・丹羽法律事務所

自転車事故の状況

2016/04/24

現在、事務所内の勉強会で、自転車同士の事故の過失割合について、文献を読み込んでいます。
交通事故の過失割合については、別冊判例タイムズ38の基準をベースに実務は動いています。
しかし、別冊判例タイムズ38には、自転車対歩行者、自転車対自動車の過失割合は載っているのですが、自転車対自転車の過失割合は載っていません。
そこで、現在、検討が進められています。
 
自転車を運転する際、注意すべき点は、無灯火、傘を差しながらの片手運転、イヤホン・ヘッドホンを付けながらの運転など、街中で実際に見かけることの少なくない運転態様が、事故が発生した場合には、著しい過失として取り扱われることです。
 
自転車による事故ですが、昨今、マスメディアでも盛んに報道されているような印象を持っています。
当事務所にも、マスコミから取材の問合せが来ることもあります。
 
では、実際には、自転車による事故は増えているのでしょうか。
自転車対歩行者ないし自転車対自転車の事故の年間発生件数(全国)のデータです。

 年 18年 19年 20年 21年 22年 23年 24年 25年 26年
自転車対歩行者 2783 2869 2959 2946 2770 2806 2625 2605 2551
自転車対自転車 4055 4184 4348 3919 3799 3616 3260 3037 2865

自転車対歩行者の事故は、10年くらいほぼ横ばいでやや減少しています。
自転車対自転車の事故は、減少傾向にあります。
 
では、札幌市における状況はどうでしょうか。

 年 13年 14年 15年 16年 17年 18年 19年 20年 21年
自転車対歩行者  1  5  4  5  9  13  14  15  22
自転車対自転車  1  4  1  6  2  10  5  7  9

札幌では、冬場、自転車に乗る人は、極めて少なくなります。
その影響もあり、事故の数自体、非常に少ない状況です。
データとしては、少し古いですが、増加していることが見て分かります。
全国的な推移と大きく異なる理由について、その分析は難しいのですが、1つには自転車に乗る人が増えているということが上げられるのではないでしょうか。
 
以下のとおり、自転車が加害者になる事故においても、近時、高額の賠償責任が認められた事案が少なくありません。
 
東京地方裁判所平成15年9月30日判決 6779万円
東京地方裁判所平成19年4月11日判決 5438万円
東京地方裁判所平成20年6月 5日判決 9266万円
 
事故の数が少ないとはいえ、自衛のためには自転車保険に加入する必要があるといえます。
 
弁護士 丹羽 錬
 
 
 

真の被害者救済のための交通事故業務改革セミナー

2016/03/02

平成28年2月27日に東京で開催された「真の被害者救済のための交通事故業務改革セミナー」に参加して参りました。
 
今回は、交通事故に注力されている浦和総合法律事務所の青木弁護士が特別ゲストとして、参加され、実際に実務の中で行われている工夫等をお話しをして下さりました。
 
講演頂いた内容は、後遺障害等級獲得のための様々な工夫や保険会社ごとの特徴を踏まえた任意交渉のあり方など、交通事故被害者のために大変役に立つ情報が多く、大変参考になりました。
 
参加者は、ほとんどが全国の交通事故に力を入れている法律事務所の弁護士であり、非常に有益な情報交換をすることができました。
 
交通事故被害者の方々のお役に立つために、まだまだ工夫の余地があると痛感させられる機会となりました。
今後もこういった機会には積極的に参加して、外部からの刺激を受けながら、研鑽を続けていきたいと考えております。
 
弁護士 丹羽 錬
 
 

北海道遷延性意識障害者・家族の会設立記念講演会

2015/11/07

平成27年11月1日に、札幌市教育会館で開催されました北海道遷延性意識障害者・家族の会設立記念講演会に参加して参りました。
 
当日は、座りきれないほど多数の参加者がいらっしゃっているうえに、テレビ局の撮影も入っており、遷延性意識障に対する関心の高さが伺われました。
 
講演は、「反応なし?・・・わかってないのは俺らだけ・・・」というタイトルで、脳神経外科医であられる髙橋義男先生が実施されました。
 
普段から、遷延性意識障害に関する書籍や裁判例を通じて、理解を深めるようにしておりますが、やはり、数千人を越える患者さんと対峙してきたドクターの話は、迫力も深みもあり、大変勉強になる機会でした。
 
また、質疑応答の場面での、実際の患者さんの家族からの質問は深く考えさせられるものがありました。
 
日頃から沢山の交通事故被害者の方の相談を受けている我々としては、日々研鑽を続けて、更なる理解を深める必要があると強く痛感させられました。
 
今後もこのような機会があれば、どんどん参加していきたいと考えております。
 
弁護士 丹羽 錬
 
 
 

プロフィール

当事務所は、交通事故の被害者側に特化した法律事務所です。交通事故事件に関する十分な専門性・知識・経験を有する弁護士が事件を担当致します。
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