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  • 後遺障害の種類

交通事故により、被害者の方が受傷した場合、完全に回復して完治することも少なくないですが、完全に回復せず、身体や精神の機能に不完全な状態が残ることがあります。

骨折後に、関節の可動域が元通りに戻らない場合などが典型的なケースです。
このような事故後にも残ってしまった身体や精神の不調を一般的には、「後遺症」と呼ぶことが多いです。
 
しかし、交通事故において、頻繁に使用される「後遺障害」という言葉と、一般的に使われている「後遺症」という言葉とは、少し意味が異なっています。
交通事故事件の解決に当たり頻繁に使用されている「後遺障害」という言葉は、自動車損害賠償保障法の定める要件に該当する「後遺症」である必要があるのです。
すなわち、一般的に使用される「後遺症」のうち、自賠法の定める要件に該当するものだけが、「後遺障害」ということになります。
 
逆にいいますと、交通事故によって、受傷して、最終的に何らかの身体ないし精神の不調が残ってしまったとしても、自賠法の規定する「後遺障害」の要件に該当しない場合には、交通事故事件の解決上は、「後遺障害」は残っていないと扱われてしまう恐れがあるのです。
 
したがいまして、事故後に治療を受けても完全に回復しない身体や精神の不調が残ってしまった場合、自賠法の定める「後遺障害」の要件に該当するか否か、慎重に精査する必要があります。
仮に要件に該当しないと考えられた場合、ほぼ同等の不調が残っていることを裁判を通じて、証明できないか、更に検討する必要があります。

平成25年度における交通事故負傷者のうち、自賠責保険に後遺障害が認定された方の割合は、以下のとおり、約5%となっています。
 
傷害支払件数118万5334件
後遺障害件数  5万9422件
 
以下、自賠法の定める後遺障害の概要を記載しておりますので、ご確認下さい。

該当のバナーをクリックして下さい。
各後遺障害の概要が表示されます。

後遺障害の種類

  • 鎖骨、胸骨、ろく骨、肩こう骨、骨盤骨の変形
  • 胸腹部臓器(生殖器を含む)
  • 上肢(肩、肘、手首、手指)
  • むち打ち(頸椎捻挫、腰椎捻挫)
  • 脊髄損傷による麻痺
  • 頸椎・胸椎・腰椎の圧迫骨折等による障害
  • 下肢(股関節、膝、足首、足指)
  • 眼の障害
  • 鼻の障害
  • 耳の障害
  • 口の障害
  • 高次脳機能障害
  • 脳損傷による麻痺
  • 外傷性てんかん
  • 頭痛
  • 遷延性意識障害
  •  
  • PTSD等、精神障害
  • 醜状障害(頭部、顔面、頸部、上肢、下肢、その他)
  • RSD等、特殊な疼痛
  • 疼痛等の感覚障害