【事例15】 70代、女性、死亡

保険会社の提示130万円→訴訟により1540万円で解決した事案

ご相談、ご依頼のきっかけ

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信号機のない交差点を自転車で横断していたところ、直進してきたトラックに衝突されて亡くなられたという事案でした。
ご遺族が、自賠責保険会社から保険金を受け取り、その後、加害者の保険会社から約130万円の示談案の提示を受けたけれども、過失割合等含めて、更に交渉の余地がないか相談したいということで、ご来所されました。
 

当事務所の活動

相手方保険会社の提案内容自体、不十分なものと判断されましたが、過失割合が問題となる事案でしたので、慎重に検討させて頂きました。
捜査機関から刑事記録を取り寄せて、事故状況を正確に把握した上で、事故現場に足を運び、過失割合について詳細に検討させて頂きました。
検討の結果、十分に増額の余地があると判断されましたので、その旨をお伝えして、まずは裁判基準で相手方保険会社と任意交渉をさせて頂きました。
 
しかしながら、当方の提案と相手方保険会社の考えとの間に大きな開きがあるということで、交渉が決裂し、訴訟提起を余儀なくされました。
 

当事務所が関与した結果

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ご遺族の協力もあり、当方の主張が大幅に採用される形で、約1540万円の和解案が裁判所から提示され、裁判上の和解が成立しました。
最初の提示から、約12倍の賠償金での解決となりました。
自賠責保険金を含めた解決金額の総額は、約3600万円です。
 
 

弁護士の所感

保険会社の最初の提示から10倍を超えるような解決となることは、決して多くはありません。
しかしながら、加害者の保険会社の提案内容は不十分なことが少なくありません。
保険会社から示談案の提示を受けましたら、示談される前に、まずは弁護士にご相談されることをお勧め致します。